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ブログ BLOG

― 私が新たに歩み始めた理由 ―

私の中で、ずっと温めてきた想い

正直に言うと、
この決断はとても悩みました。

長年この地域でお産を支えてきた助産院。
二代目院長が守ってきた歴史。
そこに一区切りをつけるということは、                              簡単なことではありませんでした。

でも、いくつかの出来事が重なり、
私は「今なのかもしれない」と思うようになりました。

当院最後に出産されたママと2代目院長

少子化という現実

年々減っていく正常分娩。
助産院で赤ちゃんの産声を聞く機会が                              確実に少なくなっていました。

時代の流れを感じながら、
「これからの助産院は、何を大切にしていくべきだろう」
何度も自分に問いかけました。

リフォーム前の待合室

分娩をやめるという決断

二代目院長が高齢になり、
分娩の取り扱いを終えることになりました。

寂しさもありました。
けれど同時に、
「次の役割を担う番なのだ」
そう感じたのです。

待合室と隣の部屋との間に引き戸を作成

私がずっと感じていたこと

現場でたくさんの女性と関わる中で、
ずっと心に感じていることがあります。

それは、女性の身体が変化している現状です。

妊娠・出産・育児中は、マルチタスクでとても大変

痛みを抱えながらの育児。
休めない、眠れない毎日。
自分のことはいつも後回し。

本当はもっと楽にできるのに。
本当はもっと笑って過ごせるのに。

女性には「産む力」「育てる力」があります。
でも、その力を支える“身体の土台”が整っていなければ、
妊娠、出産、産後の回復、育児、仕事復帰までが 本当に過酷になります。

産むこと、育てることに 不安を抱えている女性はたくさんいます。

私は
産むことも、その先も支えたい
その思いで学び続けてきた「骨盤ケア」や「ベビーケア」

進化し続ける技術や知識に夢中になって、20年が経過していました。

リフォーム後の待合室

背中を押してくれた言葉

コロナが落ち着き、
町に少しずつ賑わいが戻ってきた頃。

「子育て支援政策にできることはないか?」
と、市の保健師さんから相談されていました。

そんな時、骨盤ケアに通ってくれていたママ(産科看護師)が
「産後ケアを始めませんか?」
と声をかけてくれました。

助産院だけでなく、
保健センター、子育て支援センター、                                 産科や小児科も協力した
「母子のためのサポート体制」を築きたい。

そして、子育てしやすい街、活気のある街にしたい                              
という彼女の思いを聞き、私の中にあった想いが一気に形になりました。

「やっぱり、今なんだ。」

隣のお部屋 少人数限定の教室を開催!

助産師としての使命

今、国を挙げて産後ケア事業が広がっています。
制度として整いつつあるけれど、                                 人材やサービスの中身が足りていないのが現状。

地域で長年やってきた助産師だからこそ、 中心となってやるべきだと。

妊娠も、出産も、産後も、
女性の身体の変化を丸ごと理解している助産師。

母子保健の中心にいる存在として、
私はこの役割を担いたい。

そう強く思いました。

これからの助産院

女性の身体も赤ちゃんの身体も良くしていきたい、もっと伝えてきたいと思っています。

◎ 妊娠期からの身体づくり
◎ 産後の回復、身体を戻す骨盤ケア
◎ 育児、家事や仕事に耐えられる丈夫な身体づくり
◎ 赤ちゃんの発達を支えるケア

そして、安心して弱音を吐ける場所を大切にしていきます。

当院に来たときだけは、ありのままで良い、そんな場所でありたいと思っています。

私は完璧な人間ではありません。
迷うこともあります。
悩むこともあります。

でも、
目の前のお母さんと赤ちゃんのために、
本気で向き合いたい気持ちだけは、ずっと変わりません。

これからもどうぞ、
よろしくお願いいたします。

外壁塗装中